Imeの備忘録

メリーランドの噂についての備忘録※当ブログはフィクションです

「彼女」

こんにちは、Imeです。
先日、劇団を辞めた大先輩方とお話しする機会がありました。
もちろん、劇団員としてもとても有益な話が聞けたのが、もう一つ……
 
「彼女」の話を聞いてきました。
メリーランドの事故で亡くなった、元同じ劇団員だった「彼女」。
軽くメモをとりながら聞いていたので、まとめていきますね。
 
「彼女」の人柄についてわかったことは、
・「彼女」は当時20代半ば、キャスト志望だったがいまいち芽がでなかった。
・あまり人と話さないタイプだったが、まじめで練習熱心、周囲からの評価も概ねよい。
 
先輩から話を伺っていて感じたのは、「彼女」はとにかく影が薄いというか、だれの印象にも残っていないということです。一番「彼女」について覚えていたのがこの先輩なのですが、それでも「彼女」の名前も顔もぼんやりとしか思い出せないそうです。
 
それから、ちょっと曖昧ですがだいたいこんな意味のことを言っていました。
 
「俺が彼女をメリーランドのバイトに推薦したんだよ。俺はぜひ努力家の彼女にやってほしかった。なんていったって当時の花形になるキャラクターのキャスト募集だったんだ。」
 
おそらく、この当時の花形になるキャラクターというのはメリー・チカのことでしょう。「彼女」=メリー・チカを演じていたキャストというのは確実だと思います。
先輩はそのあと、自分が推薦しなければ「彼女」は死ななかったかもしれないといってひどく悲しそうな顔をしていました……。
 
「メリー・チカの呪い」
怖い都市伝説的なイメージが先行していましたが、なんだか悲しい一面もあるみたいですね……。
 
では、今日はこのくらいで。